10シリーズについて
ロルフメソッドにはレシピと呼ばれる1から10までの手引きがあります。
身体の表面(表層やスリーブと呼ばれます。)の解放と分化を1 2 3で行い、4 5 6 7で身体の中心(コア)に触れ分化バランスし、8 9 10でコアとスリーブを協調させてコネクションを作り統合していきます。
筋膜や組織を分けるべきところで分化し、それぞれの関係性を本来のところへ協調させていきます。
主に身体の筋膜や柔組織へアプローチしますが、筋骨格だけでなく、神経系や知覚、意識等への変容が見られます。
ロルフメソッドは治療ではありませんが、筋骨格や神経系、知覚へ働きかけるので結果として症状が改善することもよく見受けます。
10シリーズのレシピについて
1 呼吸の解放
2 脚の構造化 背面の解放
3 体側面の解放
4 脚の内側に3本目の脚を作る 骨盤底の構造化
5 腹部、体幹の解放 大腰筋と腰部と脚を関係づける
6 尾骨から頭蓋の呼吸を促進する 骨盤周囲の外転筋をバランスさせる 背面のワーク
7 首、頭部の解放 頭を乗せる 背骨の液の流れを整える
8 身体の下側もしくは上側の統合
9 身体の上側もしくは下側の統合
10 身体全てをひとつにする
以上が簡単なレシピの説明です。
各セッションで扱う部位や順番には深い理由があります。
各セッションを進める事は、「玉葱の皮を剥き。」と表現されますが、1枚1枚各セッション皮をめくる様に、身体の中の状態が現れてきます。
様々な叡智が含まれ、非常に考え抜かれたレシピなのですが、施術の進め方はその人の身体や感覚、感じ方、セッション中の変化に合わせて施術します。
レシピを使いオーダーメイドな施術を行います。