アイダ ロルフ博士について
1896年(明治29年)ニューヨークにて生まれブロンクスにて育ちます。
第一次世界大戦中にバーナード大学を卒業し、ロックフェラー研究所に入り有機化学の視点から人体に関する研究を行います。
その後、コロンビア大学医学部にて生化学の博士号を取得します。
スイスジュネーブのテクニカルファール大学にて数学や電子物理学を学びます。
ヨーロッパではフランスやドイツを訪れ、ホメオパシーやオステオパシーについても学んでいたようです。
ヨーロッパから帰国後は本人と家族の問題を解決すべく模索し、オステオパシーやカイロプラクティック、ヨガ、アレキサンダーテクニークそしてコジブスキーの意識状態について探求していました。
音楽教師へ施術を行った事がきっかけとなり、博士の施術は評判になります。
このころにロルフメソッド(ストラクチュラルインテグレーション)を開始しています。
博士は、科学的な視点に重きを置いていましたが、他では助けを得られなかった慢性的な障害を持つ人達との施術を通じて、多くの解決が直感的にもたらされました。
そして、オステオパシーやカイロプラクティック向けにロルフメソッド(ストラクチュラルインテグレーション)を教え始めます。
テクニック重視では無く哲学を広めたい想いがあり、10回のレシピを形作っていきます。
1960年代、ヒューマンポテンシャルムーブメントのメッカであったエサレンの中心的人物であったゲシュタルトセラピーの創始者であるフリッツパールにカリフォルニアのビックサー・エサレンへと招かれます。
エサレンで更にロルフメソッドを深め確立していきます。
1967年頃ロルフメソッドの教育機関GSIギルドを結成し、1973年にはボルダーにてロルフインスティテュートを設立します。
1979年永眠。